香象承伝「Euphorbia symmetrica」01

Euphorbia symmetrica A.C.White, R.A.Dyer & B.Sloane
(Synonyms:Euphorbia obesa subs. symmetrica)

Euphorbiaはハマミズナ科と並び多肉植物界での種類の数では双璧で、多肉植物の重要地位にあります。その形態は千差万別多様で同様なサボテン科にも引けを取りません。中でも端正な碧瑠璃兜丸 Astrophytum asteriasと互角な美品は、此のEuphorbia symmetricaです。

‎この植物は‎E.obesaと非常に似ているため両種の混乱が起きています。通説では「E.symmetricaは直径より高さが低く、E.obesaは横径より縦径が大きい」というのが見分ける一つの根拠でした。しかしこれは確定の条件とは言えません。後述しますが多数のE.obesaの中にはすでに1950年頃にはこのどちらとも言えないものが存在していたからです。近年この中間的種が更に増え、純系種は非常に少なくなりつつあります。かつてはE.obesaの亜種として分類されていましたが現在は別種とされており、2種間には明確な識別基準がありますのでそれをまとめてみました。(02に続きます)

※ちなみに此のE.symmetricaに近年の国内サイトで「新玉」(シンギョクと読むのでしょう)の漢字を当てているところがありますがこれは誤りです。正木五郎命名録1971年に「神玉:シンギョク」との記載がされており、こちらが正確な和名になります。

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この記事を書いた人

七宝樹
タイトルは「こうぞうしょうでん」と読みます
長野在住
多肉含めて植物全般「今昔」いろいろを語ります

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