NPO法人 日本多肉植物の会について

NPO法人 日本多肉植物の会(JSS)は、昭和40年に創設された多肉植物の趣味の会です。
会員は、年齢・職業・性別はもとより、栽培歴や知識などの制約は全くなく、みんなで楽しく植物を育て学んで行くことを目的に、例会やイベントを定期的に開催し親睦を深めるとともに、栽培品や情報の普及交換の場となっています。
理事長挨拶

当会は1965年に男庭氏が日本多肉植物の会として創立され、その後2002年にNPO法人日本多肉植物の会として設立された多肉植物に趣味を持つ趣味家で構成される日本国内では歴史のある団体であります。
最近の多肉植物やサボテンに関するSNSを見ておりますと、男女問わずここ数年の間に始めた若い人たちが増えたなと感じます。始めたばかりの人たちの間で特に人気があるのはコーデックスやアガベ、エケベリアなどですが、古くから趣味として多肉植物やサボテンに関わってきた私にとって驚かされることがあります。それは、未経験にもかかわらず輸入球のコーデックスやアガベを入手し、SNSに入手して間もない植物の写真を投稿して「いいね」の評価がつくのを楽しみにしている人があまりにも多いということです。時代が変わったと言われればそれまでかもしれませんが、育てる楽しみよりも集めた植物の評価に一喜一憂する世代に変わりつつあるということなのでしょうか。
新型コロナウィルス感染症が流行して以来、会の活動に制限が加わり思うような活動が出来ず、会員同士の意見交換や交流の場としての会の在り方にも当会に限らず変化が出てきているようです。本来ならば育成方法や栽培環境などで分からないことがあれば会の月例会でベテラン会員や講師たちから生の声を聞いて参考にするという形をとってきました。しかしながらコロナ過が中々終息しない現状で例会の参加に躊躇っている会員さんがおられるのも事実だと思います。そんな中、会員だけでなく多肉植物に興味や関心を持つ一般の方たちにも当会を知っていただきたいとの思いで2年前にホームページを大幅に刷新しました。公式ホームページは月例会有無の告知などの連絡ツールとしても利用しつつ、広く多くの多肉植物に趣味を持っておられる方々にも利用していただけるツールとして内容を充実させてゆく所存です。
NPO法人日本多肉植物の会 理事長 森下和夫
概要
設 立 | 1965年(昭和40年) |
会員数 | 約250名(2022年現在) |
会報誌 | 「サキュレント」(隔月発行) |
支 部 | 「北東北」(盛岡市) 「南東北」(仙台市) 「東 京」(東京都) 「北関東」(高崎市) 「南関東」(大和市) 「甲信越」(小諸市) |
初代男庭安則会長始め多くの多肉植物界諸先輩が蒐集愛培した銘品・希少種を守ること。多肉植物園芸の普及活動や植物育成を通じて心の豊かさを創造すること。さらには乾燥に強い緑化植物としての活用・研究等を通し、ヒートアイランド防止および地域緑化に貢献することを目標に掲げ、2002年にNPO(特定非営利活動)法人化を申請し、内閣府より認証されました。